No. 053近畿京都府

二条城

Nijo Castle

城跡・遺構

京都で将軍の権威を示した城には、御殿と庭園が豊かに残ります。天守はありませんが、武家の儀礼空間を実際の建物で学べる城です。

二条城の二の丸御殿
二条城の二の丸御殿写真:Wiiii · CC BY-SA 3.0 · 縮小・WebP変換。一覧では枠に合わせて表示。写真は撮影当時の姿です。現在の工事・公開状況は本文と公式案内でご確認ください。

まずは、城の素顔から

この城の基本情報

城のかたち
平城・御殿を中心に見学する城
築城・成立
1603年、1626年に大改修
築城に関わった人物・勢力
徳川家康、秀忠・家光ら
別名・呼び名
元離宮二条城
いま残るもの
二の丸御殿・門・櫓・庭園・天守台、本丸御殿は移築

THE STORY

歴史をひもとく

二条城は1603年、将軍が京都へ来る際の拠点として造営されました。1626年の後水尾天皇の行幸に合わせ、大規模に拡張・改修されます。江戸時代の終わりには大政奉還に関わる歴史の舞台にもなりました。明治には離宮として使われ、本丸に旧桂宮御殿が移築されました。今日の城は、一つの時代だけでなく武家と皇室の歴史が重なる場所です。

LAYOUT & ARCHITECTURE

地形と建物を、見てみよう。

外堀と内堀が城域を区分し、門を通って御殿へ進む平城です。二の丸御殿の雁行する配置は、部屋の序列や対面の手順と結び付きます。天守台だけが残る一方、御殿と庭園は城の政治的・儀礼的役割を具体的に伝えます。

A CLOSER LOOK

この城では、ここに注目。

01

二の丸御殿

六棟が折れ曲がるようにつながり、対面や政務の部屋を配しています。室内の役割と障壁画の題材を合わせて見ると、将軍の空間の使い方が分かります。

02

唐門と庭園

唐門には彩色された彫刻が施されています。その先の御殿や池の庭園まで、権威と美意識を伝える一連の空間です。

03

本丸御殿

現在の本丸御殿は旧桂宮家の建物を明治時代に移したものです。2024年に公開を再開し、二の丸とは異なる宮家の建築を伝えます。

THROUGH THE YEARS

歴史年表

  1. 1603

    徳川幕府の京都の城として造営。

  2. 1626

    天皇行幸に合わせて拡張・改修。

  3. 2024

    修理を終えた本丸御殿の一般公開を再開。

BEFORE YOU GO

訪ねる前の、ひとメモ。

城への入場と各御殿の観覧は別の扱いになる場合があります。本丸御殿を含めて見たい場合は、公式サイトの観覧方法と予約案内を先に読んでおくと安心です。

情報確認:2026年9月27日

出典・参考にした公式情報

営業時間・入城料・工事や公開範囲は、訪問前に各施設の公式案内をご確認ください。