No. 032関東・甲信越新潟県

春日山城

Kasugayama Castle

城跡・遺構

上杉謙信の拠点として知られる、大規模な土の山城です。山頂だけでなく、斜面の曲輪や麓の総構まで合わせると、山全体を使った城の姿が見えてきます。

春日山城跡の山上の広場と石碑
春日山城跡の山上の広場と石碑写真:ELK(投稿者) · CC BY-SA 3.0 · 縮小・WebP変換。一覧では枠に合わせて表示。写真は撮影当時の姿です。現在の工事・公開状況は本文と公式案内でご確認ください。

まずは、城の素顔から

この城の基本情報

城のかたち
土塁・空堀を備える山城跡
築城・成立
創建不明/1513年に文書初見
築城に関わった人物・勢力
長尾・上杉氏、堀氏ら
別名・呼び名
鉢ヶ峰城
いま残るもの
曲輪・空堀・土塁・総構。史跡広場に復元施設

THE STORY

歴史をひもとく

創建の時期は不明ですが、1513年の文書に城が現れ、この頃には山城として機能していました。上杉謙信・景勝、さらに堀氏の時代に広大な城へ整えられたと考えられます。1598年に上杉氏が会津へ移った後は堀氏が入りました。1607年に福島城が築かれると、地域の政治の中心は平地へ移っていきました。

LAYOUT & ARCHITECTURE

地形と建物を、見てみよう。

石垣や天守を主要要素とする城ではなく、削平した曲輪、空堀、土塁で守る土の城です。山頂の小さな拠点から南側の広い曲輪、屋敷群、麓の総構へと発展した過程が読み取れます。連続する遺構が、中世から近世への築城の変化を示しています。

A CLOSER LOOK

この城では、ここに注目。

01

山頂から連なる曲輪

本丸周辺から斜面へ、複数の曲輪群が連続します。平坦に削った場所と急斜面の対比が、山城を読む手掛かりです。

02

麓の総構

山裾にも堀と土塁を巡らせ、屋敷などを守る広い区画を設けました。山上の要塞だけでなく、居住と統治を含む城だったことが分かります。

03

史跡広場

史跡広場では、発掘で確認された堀、土塁、建物などを復元しています。山中の地形だけでは想像しにくい、麓の使い方を補ってくれます。

THROUGH THE YEARS

歴史年表

  1. 1513

    文書に春日山城が現れる。

  2. 1598

    上杉氏が会津へ移り、堀氏が入る。

  3. 1607

    堀氏が福島城を築く。

BEFORE YOU GO

訪ねる前の、ひとメモ。

山道の状態や一部区域の立入り規制を、上越市の最新案内で確認してください。天候や野生動物への注意情報も確認し、史跡広場・ものがたり館の開館日は別に確かめましょう。

情報確認:2026年9月27日

出典・参考にした公式情報

営業時間・入城料・工事や公開範囲は、訪問前に各施設の公式案内をご確認ください。