No. 002北海道・東北北海道

五稜郭

Goryokaku

城跡・遺構

五つの突角を持つ星形の平面が特徴の、西洋式の城郭です。堀と土塁の内側には復元された箱館奉行所があり、幕末の港町を治めた場所の姿に触れられます。

上から見た五稜郭の星形の堀と土塁
上から見た五稜郭の星形の堀と土塁写真:lumoplank · CC0 · 縮小・WebP変換。一覧では枠に合わせて表示。写真は撮影当時の姿です。現在の工事・公開状況は本文と公式案内でご確認ください。

まずは、城の素顔から

この城の基本情報

城のかたち
西洋式稜堡城郭
築城・成立
1857年着工、1864年奉行所移転
築城に関わった人物・勢力
徳川幕府/設計・武田斐三郎
別名・呼び名
—
いま残るもの
堀・土塁など。奉行所は現代の復元

THE STORY

歴史をひもとく

幕府は開港後の箱館の統治と防備のため、武田斐三郎の設計による西洋式城郭を築きました。築造は1857年に始まり、1864年には奉行所の業務が移されました。1868年には旧幕府軍が占拠し、翌年の箱館戦争の終結に至る舞台となります。奉行所は1871年に解体されましたが、2010年に一部が復元されました。

LAYOUT & ARCHITECTURE

地形と建物を、見てみよう。

外周の五つの稜堡と堀が一体となり、防御の輪郭をつくっています。日本式の天守を中心に重ねる曲輪とは違う発想の平面です。その内側に和風建築の奉行所を置いた点に、幕末らしい技術と政治の組合せが見られます。

A CLOSER LOOK

この城では、ここに注目。

01

星形の稜堡

突角を連ねた輪郭をたどると、四角い城とは異なる守り方が見えてきます。堀の曲がり方にも、稜堡式城郭の設計が表れています。

02

箱館奉行所

現在の建物は、史料や発掘調査に基づいて2010年に復元されたものです。幕府の役所としての空間を、城郭の軍事的な外形と合わせて見ることができます。

03

堀と土塁

五稜郭には、日本の近世城郭のような天守はありません。地表に残る堀と土塁を中心に見学すると、要塞全体が主役であることが分かります。

THROUGH THE YEARS

歴史年表

  1. 1857

    五稜郭の築造が始まる。

  2. 1869

    箱館戦争が終結。

  3. 2010

    箱館奉行所の復元建物を公開。

BEFORE YOU GO

訪ねる前の、ひとメモ。

公園と箱館奉行所では利用時間や料金の扱いが異なります。見学前に函館市と奉行所の公式案内で、開館日と公開範囲を確認してください。

情報確認:2026年9月27日

出典・参考にした公式情報

営業時間・入城料・工事や公開範囲は、訪問前に各施設の公式案内をご確認ください。