紺色の地に案内室の窓、録音テープ、分かれて伸びる道を描いた『声のない時刻表』の表紙

ORIGINAL NOVEL

声のない時刻表

閉鎖が決まった町の時刻案内室で、音声編集者の桂木灯里は、亡き母が残した未完成の録音に出会う。「そこを消すと、私が間に合ったことになってしまいます」。二十三秒の沈黙と、なくなる階段。誰かの声を借りて答えを急ぐ代わりに、灯里は今を歩く人たちと、案内の作り方を問い直していく。全十三章、完結。

全13章・完結 / 本文 45,254字

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目次

  1. 第1章 軽い鍵
  2. 第2章 二つの道
  3. 第3章 二十七分の人
  4. 第4章 ここで待つ
  5. 第5章 五人の平均
  6. 第6章 九十秒の編集
  7. 第7章 返事の届け先
  8. 第8章 決められること
  9. 第9章 空白の引き継ぎ
  10. 第10章 未定という案内
  11. 第11章 今日の遅れ
  12. 第12章 別の番号
  13. 第13章 四時十七分