No. 018関東・甲信越埼玉県

鉢形城

Hachigata Castle

城跡・遺構

荒川の断崖と深沢川の谷に守られた、北条氏邦ゆかりの城です。広場に見える場所も、土塁や堀をたどると役割の異なる曲輪として読み直せます。

石段の上に復元された鉢形城の門
石段の上に復元された鉢形城の門写真:柴錬アワー · CC BY-SA 4.0 · 縮小・WebP変換。一覧では枠に合わせて表示。写真は撮影当時の姿です。現在の工事・公開状況は本文と公式案内でご確認ください。

まずは、城の素顔から

この城の基本情報

城のかたち
河岸の断崖を利用した城跡
築城・成立
1476年の創建と伝承/北条氏邦が拡張
築城に関わった人物・勢力
長尾景春と伝承/北条氏邦
別名・呼び名
—
いま残るもの
土塁・堀・曲輪。門など一部を復元整備

THE STORY

歴史をひもとく

築城は1476年の長尾景春によると伝えられます。戦国時代には北条氏邦が入り、領国支配の拠点として城を大きく整えました。1590年、豊臣秀吉の小田原攻めに伴う攻撃を受けて開城します。その後は使われなくなりましたが、川沿いの地形と遺構が保存され、史跡公園として整備されています。

LAYOUT & ARCHITECTURE

地形と建物を、見てみよう。

二つの川がつくる地形を利用し、人工の堀と土塁を加えて城域を区画しています。各曲輪の境界や入口を絞ることで、内部への移動を制御しました。天守の高さではなく、自然の崖と地面の起伏が守りの主役です。

A CLOSER LOOK

この城では、ここに注目。

01

川と断崖

荒川に落ちる崖が、人工の壁に代わる大きな防御になっています。安全な見学位置から川と城の高低差を見ると、立地の意味が伝わります。

02

曲輪と堀

広い城域には、土塁と堀で区切られた曲輪が連なります。区画の境を越えるごとに、城が段階的な守りでできていたことが分かります。

03

復元整備を読む

発掘成果をもとに、門などの施設や区画が分かるよう整備されています。復元部分と元から残る地形を見比べると、城を学ぶ入口になります。

THROUGH THE YEARS

歴史年表

  1. 1476

    長尾景春の築城と伝わる。

  2. 16世紀

    北条氏邦が城を拡張。

  3. 1590

    豊臣方の攻撃を受け開城。

BEFORE YOU GO

訪ねる前の、ひとメモ。

城跡公園と鉢形城歴史館の利用条件は異なります。寄居町の最新案内で休館日や工事範囲を確認し、川沿いの立入り制限を守って見学してください。

情報確認:2026年9月27日

出典・参考にした公式情報

営業時間・入城料・工事や公開範囲は、訪問前に各施設の公式案内をご確認ください。