No. 017関東・甲信越群馬県

金山城

Kanayama Castle

城跡・遺構

太田の金山に築かれた、石の使い方が際立つ山城です。尾根を歩いた先で石垣や石敷きの入口に出会うと、関東の山城の多様さを実感できます。

金山城跡の石垣と池、石敷きの道
金山城跡の石垣と池、石敷きの道写真:Mocchy · Public domain · 縮小・WebP変換。一覧では枠に合わせて表示。写真は撮影当時の姿です。現在の工事・公開状況は本文と公式案内でご確認ください。

まずは、城の素顔から

この城の基本情報

城のかたち
石垣・石敷きを備える山城跡
築城・成立
1469年/戦国期に改修
築城に関わった人物・勢力
岩松氏、横瀬・由良氏ら
別名・呼び名
—
いま残るもの
曲輪・堀切・石垣・池などの遺構

THE STORY

歴史をひもとく

金山城は1469年に築かれ、岩松氏の拠点となりました。その後は横瀬・由良氏などが支配し、戦国期の争いの中で改修されます。小田原北条氏の支配を経て、1590年に廃城となりました。発掘調査で石垣や石敷きの広がりが確認され、関東の山城の研究を進める重要な事例となっています。

LAYOUT & ARCHITECTURE

地形と建物を、見てみよう。

尾根や急斜面を利用し、曲輪、堀切、入口を組み合わせています。防御の要所に石垣や石敷きを多用した点が特徴です。現地では発掘で明らかになった遺構と整備された部分を通じて、土と石を使い分けた構築を見ることができます。

A CLOSER LOOK

この城では、ここに注目。

01

大手虎口

石垣と石敷きを伴う入口が、城の重要な見どころです。道がどこで曲がり、どこから見下ろされるかに注目すると、防御の意図が分かります。

02

日ノ池・月ノ池

城内には日ノ池と月ノ池があり、水の確保や利用を考える手掛かりになります。石の区画と水の空間が近接する点も、この城ならではです。

03

尾根の曲輪

山の地形に沿って複数の曲輪が連なっています。一つの建物を目指すより、進路を制御する尾根と区画の組合せを歩いて読む城です。

THROUGH THE YEARS

歴史年表

  1. 1469

    金山城を築城。

  2. 16世紀

    由良氏などが支配し改修。

  3. 1590

    小田原北条氏の滅亡期に廃城。

BEFORE YOU GO

訪ねる前の、ひとメモ。

山道と石の段差があるため、天候と足元に合う装備で訪れてください。史跡とガイダンス施設の公開・休館情報は太田市公式サイトで確認できます。

情報確認:2026年9月27日

出典・参考にした公式情報

営業時間・入城料・工事や公開範囲は、訪問前に各施設の公式案内をご確認ください。