世界の宗教史 / 全5巻
第3巻中世編
宗教世界の形成と拡大
仏教のアジアへの伝播、イスラム世界、中世の諸教会、日本の神仏習合。人と教えの移動から宗教世界の成り立ちを読む一冊。
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宗教は、教えだけが一人で旅をするわけではありません。商人、僧、学者、巡礼者、軍隊、移住者が移動し、その先の人びとが受け入れることで広がります。翻訳、寺院や教会の建設、支配者の支援は、新しい土地に信仰が根づく条件になりました。
本巻では、イスラム教の成立を7世紀のアラビアからたどり、帝国の拡大と住民の改宗を区別します。キリスト教の東西分裂や日本の神仏習合も、教義だけでなく政治や地域社会と結びつく出来事でした。「中世」は地域によって境界が異なるため、伝播の背景や後へのつながりも含めて読み進めます。
この巻で学ぶこと
- 交易・翻訳・王権・地域社会が伝播に果たした役割を理解する。
- 帝国の領域の拡大と信仰が根づく過程を区別する。
- 宗派の分岐と、異なる伝統の共存・習合を比較する。
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