シルクコード図書館 · 小説の棚雨の秤 · 目次
深い緑の雨の中に、真鍮の秤と黄色い紐を描いた『雨の秤』の表紙

ORIGINAL NOVEL · 2026.10.20

雨の秤

架空の市場都市で、検査補助の柏木葉菜は、十歳の千路から共同秤の異変を告げられる。分銅では正しいのに、布を量るときだけ針が戻る。小さな一目盛りを追う調査は、売り手も買い手も黙って受け入れてきた商いの仕組みを揺らしていく。誰か一人を悪者にして終わらせない、仕事と責任の物語。

全8章・完結|本文 50,385字

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この作品はフィクションです。人物・地名・組織・制度・機械は架空で、実在の個人の私生活を題材にしていません。作中の計量単位や取引の仕組みは、現実の制度を説明するものではありません。

  1. 一 針の戻る場所
  2. 二 十四斤の布
  3. 三 晴れの日の試験
  4. 四 雨を含む台
  5. 五 差額の行方
  6. 六 署名のある紙
  7. 七 渡す重さ
  8. 八 朝の七時

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