ECONOMIC HISTORY / REFERENCE ROOM

資料と編集方針

図解の親しみやすさと、資料を確かめられることを両立するために。原資料・研究解説・学習用模型を区別して案内します。

資料の性格を分ける

法令、記録、原著、写真、文書目録は、当時の活動や主張を考える入口です。大学・博物館・研究機関の解説は、背景と解釈、文献を確かめる入口です。中央銀行や国際機関の歴史説明には、その組織の視点もあります。読みどころと資料の性格を、各リンクに添えています。

数字と図の読み方

本書の工程図と交易地図は、関係を整理する模式図です。第22章の物価グラフは英国中央銀行の説明にある数値と計算式に基づく換算例で、出典・対象・単位を併記しています。第11章の出資グラフは架空の仮定です。実験室の数字は仮定に基づく学習用の模型で、過去の価格、収益、家族の平均時間を示す統計ではありません。長期の所得など実際のデータを読む際には、推計の方法、版、国境、価格基準、集計の対象を確認してください。

この教科書の範囲

全24章で代表的な変化と問いを扱います。全地域・全経済制度を網羅するものではありません。本文は独自の日本語解説で、原著からの引用や逐語訳ではありません。暮らしへの影響、地域内部の違い、成長の利益と負担を併せて読みます。現代の制度を古代へそのまま当てはめません。

イラストと地形

第3章の粘土板写真はThe Metropolitan Museum of ArtのOpen Access画像(Public Domain)です。作品情報へのリンクを併記しています。各部の挿絵は本書独自のベクトルイラストで、象徴的な場面を描いています。表紙の挿絵は、画像生成による時代をつなぐ象徴的なイラストです。史料写真や特定の都市の復元図ではありません。交易地図の背景はNatural Earthの陸地データを模式表示し、過去や現在の国境を表していません。

参考資料一覧