ECONOMIC HISTORY / REFERENCE ROOM

地域をつなぐ、交易地図

商品、人、仕事の移動を、地図から読み始める。インド洋と大西洋で、異なるつながりと負担を考えます。

地域のつながりを見せる学習用の模式図です。実際の全航路、移動量、国境、正確な輸送経路を表すものではありません。地形はNatural Earthの陸地データを背景に使っています。

インド洋:布と日用品がつなぐ地域

中世を中心に、東アフリカ、西アジア、南アジア、東南アジア、中国沿岸の関係を考えます。複数の船と港を通じた移動もあり、一本の船がすべてを巡ったという図ではありません。

インド洋と周辺の主な地域のつながり主な地域間のつながりを模式表示。線は実際の全航路、国境、数量、距離を再現するものではありません。東アフリカ西アジアインド東南アジア中国沿岸
  • 布と技術
    糸、織り、染め、模様への技能と、消費する地域の需要が関わります。
  • 港と信用
    船だけでなく、仲介、保管、支払い、量り、現地の制度が交易を支えます。

第6章 インド洋とイスラーム圏の交易 →

大西洋:商品と、強制された人の移動

16〜19世紀を中心に、植民地支配、商品作物、奴隷貿易の関係を考えます。赤茶色の線は奴隷にされた人々の強制移送に関わる代表的な地域の関係、緑の線は商品交易の関係を示します。

大西洋の交易と強制移送の主な地域のつながり主な地域間のつながりを模式表示。線は実際の全航路、国境、数量、距離を再現するものではありません。ヨーロッパ西アフリカカリブ海周辺ブラジル沿岸北米東岸
  • 強制移送を、自由な移動にしない
    人を所有し売買する制度は、働く場所を自分で選ぶ移動と根本的に違います。
  • 「三角形」だけで終えない
    実際の取引と航海は多様です。一つの定型的な三角航路が全移動を表すわけではありません。

第10章 奴隷貿易とプランテーション → 第9章 大航海と植民地の経済 →

地図上の地域名を押すと、関係する章が開きます。参考:インド洋の布の資料、SlaveVoyages、Natural Earth。