文化史400問・問題と解説

各問題を開くと正解と解説を読めます。

日本文化史 · 文字と古代の文化

縄目の文様を特徴とし、主に縄文時代に使われた土器は?

正解:縄文土器

煮炊きや貯蔵などに使われました。縄目のほかにも多様な装飾や形があります。

縄文時代に作られ、人の姿をかたどった土製品は?

正解:土偶

女性を思わせる形などがあります。用途は一つに確定しておらず、祈りや儀礼との関係が考えられています。

古墳の周囲などに並べられた、円筒や人物・動物の形の土製品は?

正解:埴輪

古墳時代の葬送儀礼に関係する品です。人や家の形は当時の服装や建物を知る手掛かりになります。

平城宮跡などから出土し、文字を書いた細長い木片は?

正解:木簡

荷札や文書の下書き、連絡などに使われました。紙の文書とは別に、日常的な文字利用を伝えます。

漢字の音や訓を借り、日本語の音を表すために使った表記は?

正解:万葉仮名

漢字の意味だけでなく音を利用します。後の平仮名・片仮名の成立にもつながりました。

漢字の草書体をもとに形が整えられた、日本語の表音文字は?

正解:平仮名

平安時代の和歌や物語の表現を支えました。漢文の文化と併存しながら広がりました。

主に漢字の一部分を取って生まれ、漢文の訓読にも使われた文字は?

正解:片仮名

漢文を読む際の補助的な書き込みなどから発達しました。平仮名とは成立の経路が異なります。

漢字で書かれた中国語の文章を、日本語の語順に読み下す方法は?

正解:訓読

返り点や送り仮名などを用います。大陸の文章を受け入れながら、日本語で読む工夫です。

唐の長安などを参考に、都を碁盤目状の街路で区切る都市の制度は?

正解:条坊制

平城京や平安京に取り入れられました。都の計画に大陸の制度や文化が影響した例です。

天平文化の国際性を示す宝物を伝え、東大寺にある宝庫は?

正解:正倉院

聖武天皇ゆかりの品などを伝えます。宝物には西アジアなどとの交流を考える手掛かりも含まれます。

日本文化史 · 古代の歴史書と歌集

712年に成立し、神話や天皇の系譜などを記す書物は?

正解:古事記

太安万侶が稗田阿礼の誦習した内容を記録したと伝えられます。神話を史実とそのまま同一視しないことが大切です。

720年に完成した、漢文による編年体の歴史書は?

正解:日本書紀

舎人親王らが編纂に関わりました。中国の歴史書の形式を意識し、朝廷の歴史をまとめています。

奈良時代に各地の地理・産物・伝承などを報告させた記録は?

正解:風土記

713年の命令を受けて編纂が進みました。地域の伝承や地名の由来を知る史料にもなります。

大伴家持の関与が知られ、約4500首を収める古代の歌集は?

正解:万葉集

天皇や貴族だけでなく、防人などの歌も収めます。長歌・短歌など複数の歌の形が見られます。

紀貫之らが撰者となり、905年に編纂が命じられた勅撰和歌集は?

正解:古今和歌集

醍醐天皇の命による最初の勅撰和歌集です。紀貫之による仮名序も重要です。

冒頭に「今は昔、竹取の翁」と語られる、かぐや姫の物語は?

正解:竹取物語

平安時代前期に成立したと考えられる作り物語です。作者はわかっていません。

在原業平を思わせる人物の歌と物語を中心にした歌物語は?

正解:伊勢物語

和歌にまつわる短い話を集めています。作品中の人物を業平本人と常に同一視することはできません。

男も書くという日記を女も書いてみよう、という趣旨で始まる日記は?

正解:土佐日記

紀貫之が女性の語り手に仮託して書きました。土佐から都への帰路を、仮名でつづっています。

仏教の因果応報を説く説話を、景戒が平安初期にまとめた書物は?

正解:日本霊異記

日本の仏教説話集の早い例です。物語の教訓と、当時の人々の信仰を読み分けて考えましょう。

菅原孝標女が、物語への憧れや信仰を回想した日記は?

正解:更級日記

平安時代の女性の日記文学です。上総から都への旅や『源氏物語』への憧れが描かれます。

日本文化史 · 平安文学の担い手

『源氏物語』を書き、藤原彰子に仕えた文学者は?

正解:紫式部

宮廷社会の人間関係や心情を長編物語に描きました。『紫式部日記』も残しています。

『枕草子』を書き、藤原定子に仕えた文学者は?

正解:清少納言

季節の風景や宮廷生活、ものの列挙などを随筆にまとめました。物語の作者である紫式部と区別しましょう。

『土佐日記』を書き、『古今和歌集』の仮名序でも知られる歌人は?

正解:紀貫之

勅撰和歌集の編纂と、仮名による散文の発展の両方に関わりました。

『蜻蛉日記』を書き、藤原兼家との結婚生活などを記した女性は?

正解:藤原道綱母

平安時代の女性の日記文学の作者です。結婚生活における不安や心情を詳しくつづっています。

敦道親王との交際を描く日記の作者とされ、『後拾遺和歌集』にも多くの歌が入る歌人は?

正解:和泉式部

恋の歌で知られる平安時代の歌人です。日記の作者については研究上の議論もあります。

『更級日記』の作者は?

正解:菅原孝標女

実名は伝わらず、父の名に「女」を付けた呼称で知られます。少女時代から晩年までを回想しました。

遣唐使の派遣停止を建議し、漢詩文でも知られる平安時代の学者は?

正解:菅原道真

894年に派遣停止を建議しました。死後は天神として信仰され、学問の神としても知られます。

小野道風・藤原佐理とともに三蹟に数えられ、行成の書で知られる人物は?

正解:藤原行成

三蹟は和様の書の発展を代表する平安時代の書家たちです。三筆とは区別して覚えましょう。

『伊勢物語』の主人公のモデルとされ、六歌仙の一人でもある歌人は?

正解:在原業平

平安時代前期の歌人です。『伊勢物語』は後にまとめられた文学作品で、単なる本人の伝記ではありません。

六歌仙の一人で、絶世の美女という後世の伝説でも知られる女性歌人は?

正解:小野小町

実際の生涯には不明な点が多く残ります。伝存する和歌と、後世の小町伝説を区別しましょう。

日本文化史 · 中世の文学

鴨長明が、災害や無常観と草庵での生活を記した随筆は?

正解:方丈記

1212年の成立とされます。都の災害や社会の変化を踏まえ、移ろう世界と住まいを考える作品です。

兼好法師が、日常の見聞や人生への考察を記した随筆は?

正解:徒然草

鎌倉時代末期ごろの成立と考えられます。多様な話題を短い章段でつづっています。

平氏の栄華と滅亡を描き、「祇園精舎の鐘の声」で始まる軍記物語は?

正解:平家物語

琵琶法師による語りとも結び付きました。史実を素材とする文学であり、史料として読む際には検討が必要です。

後鳥羽上皇の命で藤原定家らが編纂した、1205年に奏覧された歌集は?

正解:新古今和歌集

鎌倉時代初めの勅撰和歌集です。本歌取りなどの技巧を用いた和歌も多く収めます。

西行の和歌を集めた歌集として知られるものは?

正解:山家集

出家した歌人西行の自然や旅、信仰に関する歌を収めます。編成の異なる伝本があります。

世阿弥が、能の稽古や「花」の考え方を説いた芸論書は?

正解:風姿花伝

父観阿弥から受け継いだ芸を背景に、観客を引き付ける表現や修練を論じています。

鎌倉幕府の滅亡から南北朝の争乱などを描く軍記は?

正解:太平記

後醍醐天皇や足利尊氏らの争いを描きます。複数の段階を経て成立した軍記です。

インド・中国・日本の説話を集め、今は昔という語り出しで知られる説話集は?

正解:今昔物語集

平安時代末期ごろの成立とされます。仏教説話と世俗の説話の双方を含みます。

宇治の大納言にまつわる題名を持ち、「児のそら寝」などを収める説話集は?

正解:宇治拾遺物語

鎌倉時代初期ごろに成立したとされます。滑稽な話や仏教的な話など、多様な説話を収めます。

二条良基が菟玖波集を撰集するなど、複数の人が上の句・下の句を連ねる文芸は?

正解:連歌

和歌の上の句と下の句を交互につなぎます。中世に発達し、後の俳諧にもつながりました。

日本文化史 · 江戸文学の作者

『奥の細道』を書き、俳諧の蕉風を確立した人物は?

正解:松尾芭蕉

旅の経験を発句と散文で表しました。『奥の細道』は旅をもとに構成された文学作品でもあります。

『好色一代男』や『日本永代蔵』で知られる浮世草子の作者は?

正解:井原西鶴

大坂を中心に活動しました。町人の欲望や経済生活を描き、元禄期の文学を代表します。

人形浄瑠璃『曽根崎心中』の作者は?

正解:近松門左衛門

世話物や時代物の脚本で知られます。竹本義太夫らの舞台と結び付き、浄瑠璃を発展させました。

『東海道中膝栗毛』で弥次郎兵衛と喜多八の旅を描いた作者は?

正解:十返舎一九

江戸後期の戯作者です。滑稽本として、旅先で起こる失敗や笑いを描きました。

『南総里見八犬伝』を書いた読本の作者は?

正解:曲亭馬琴

里見家を背景に八犬士の物語を構成しました。作品は長い年月をかけて刊行されました。

『浮世風呂』で庶民の会話や生活を描いた作者は?

正解:式亭三馬

江戸の滑稽本を代表する作家です。湯屋を舞台に、さまざまな人々の言葉を描いています。

『雨月物語』を書いた江戸時代の文学者は?

正解:上田秋成

日本や中国の古典を踏まえた怪異小説をまとめました。江戸中期の読本文学の重要な作品です。

『春色梅児誉美』で知られる人情本の作者は?

正解:為永春水

江戸後期の都市を舞台に恋愛や人情を描きました。読本や滑稽本とは異なる出版のジャンルです。

『おらが春』で知られ、小さな生き物への親しみも詠んだ俳人は?

正解:小林一茶

江戸後期の俳人です。身近な生活や生き物を詠む一方、家族を失う悲しみなども作品に表しました。

『蕪村句集』で知られ、俳諧と文人画の双方で活躍した人物は?

正解:与謝蕪村

江戸中期の俳人・画家です。絵画的な情景表現で知られ、芭蕉や一茶とは活動した時期も異なります。

日本文化史 · 近代文学の作者

『浮雲』を書き、言文一致体の発展に関わった作家は?

正解:二葉亭四迷

話し言葉に近い文章表現を模索しました。言文一致は複数の作家や言論人が進めた動きです。

『舞姫』や『高瀬舟』を書いた作家は?

正解:森鷗外

軍医としての経歴を持ち、ドイツ留学を経験しました。翻訳や歴史小説などにも取り組んでいます。

『たけくらべ』や『にごりえ』を書いた明治時代の作家は?

正解:樋口一葉

短い生涯の中で、都市の人々、とくに女性や子どもの境遇を描きました。日記も残しています。

『吾輩は猫である』や『こころ』を書いた作家は?

正解:夏目漱石

英文学を学び、イギリスへ留学しました。近代社会の個人と人間関係をさまざまな小説に描きました。

『破戒』や『夜明け前』を書いた作家は?

正解:島崎藤村

詩集『若菜集』でも知られます。小説では社会的差別や近代への転換などを扱いました。

『蒲団』を書き、日本の自然主義文学を代表する作家は?

正解:田山花袋

自然主義文学は生活や内面をありのままに描こうとした動きです。日本では私小説の展開とも関わりました。

『羅生門』や『鼻』を書いた作家は?

正解:芥川龍之介

古典や説話などを素材に、人間の心理を描きました。古い題材を近代の小説へ組み替えた点にも注目しましょう。

『暗夜行路』を書き、雑誌『白樺』にも参加した作家は?

正解:志賀直哉

簡潔な文章や短編小説でも知られます。『白樺』は作家や美術家が関わった文芸雑誌です。

『蟹工船』を書いたプロレタリア文学の作家は?

正解:小林多喜二

労働者の過酷な環境や連帯を描きました。作品の背景には、昭和初期の労働運動と社会状況があります。

歌集『みだれ髪』を刊行した歌人は?

正解:与謝野晶子

情熱的な恋愛表現で知られます。短歌に加え、評論や古典の現代語訳など幅広く活動しました。

日本文化史 · 近現代の作品と雑誌

正岡子規が短歌・俳句などで重視した、対象を観察して表す方法は?

正解:写生

見たものをもとに表現する考え方です。俳句や短歌の近代化を考える上で重要な用語です。

坪内逍遙が小説の芸術性と人情の描写を論じた評論は?

正解:小説神髄

勧善懲悪だけに偏った作品観を批判しました。近代小説の理論を考える上で重要な著作です。

明治期に言葉と文章の隔たりを縮めようとした運動は?

正解:言文一致運動

話し言葉を取り入れた文体を模索する動きです。教育・出版の広がりとも関わりました。

石川啄木が「はたらけど」の歌などを収めた歌集は?

正解:一握の砂

生活の苦しさや自己の心情を短歌にしました。三行書きの形式でも知られます。

北原白秋の第一詩集で、異国的な情景も描く作品は?

正解:邪宗門

1909年に刊行されました。象徴的な言葉や感覚的な表現を特徴とする近代詩集です。

宮沢賢治の詩集で、心象スケッチという考え方と結び付く作品は?

正解:春と修羅

1924年に刊行されました。自然・科学・信仰などが交差する独自の表現を持っています。

武者小路実篤や志賀直哉らが参加し、個性や人間性を尊重した文芸雑誌は?

正解:白樺

1910年に創刊されました。文学だけでなく西洋美術の紹介にも関わりました。

平塚らいてうらが創刊した、女性による文芸雑誌は?

正解:青鞜

1911年に創刊されました。女性の自己表現や社会での位置をめぐる議論を広げました。

川端康成が島村と駒子の関係を描いた小説は?

正解:雪国

雪深い温泉地が舞台です。川端は1968年にノーベル文学賞を受賞しました。

太宰治が大庭葉蔵の手記という形式を用いた小説は?

正解:人間失格

1948年に発表されました。小説の語り手と作者本人をそのまま同一視せず読むことが大切です。

日本文化史 · 古代の寺院と建築

金堂や五重塔を含む西院伽藍が、古代木造建築として知られる奈良県の寺は?

正解:法隆寺

現存する西院伽藍は主に7世紀後半から8世紀初めの建築です。創建時の建物がすべてそのまま残るわけではありません。

聖武天皇の大仏造立と結び付き、盧舎那仏を本尊とする寺は?

正解:東大寺

奈良時代の鎮護国家思想を代表する寺院です。現在の大仏殿は江戸時代に再建されました。

鑑真が奈良に創建し、奈良時代の金堂を伝える寺は?

正解:唐招提寺

戒律を伝えた鑑真ゆかりの寺です。金堂は天平建築を考える上でも重要な建物です。

白鳳期の特徴を伝える三重塔の東塔で知られる、奈良の寺は?

正解:薬師寺

天武天皇の発願に始まり、平城京への遷都に伴い移されました。東塔は裳階による軽快な外観で知られます。

蘇我馬子の発願に始まり、飛鳥大仏を伝える寺は?

正解:飛鳥寺

日本の初期の本格的な仏教寺院の一つです。大陸・朝鮮半島との仏教文化の交流を示します。

最澄が修行と教学の拠点とした、比叡山の寺は?

正解:延暦寺

日本天台宗の中心です。後に新しい仏教を担う僧侶たちも比叡山で学びました。

空海が修行の拠点を開いた、高野山の中心寺院として知られる寺は?

正解:金剛峯寺

高野山は真言密教の重要な拠点です。現在の寺院組織や建物には後世の整備も含まれます。

藤原頼通が1053年に阿弥陀堂を建立し、鳳凰堂の名で知られる寺は?

正解:平等院

宇治にあり、浄土信仰と結び付いた建築です。鳳凰堂の阿弥陀如来像は定朝の作です。

奥州藤原氏の藤原清衡が建立した金色堂を伝える、平泉の寺は?

正解:中尊寺

金色堂は1124年の建立です。平安時代の仏教美術と平泉の文化を伝えています。

京都の東寺の正式な寺名は?

正解:教王護国寺

東寺は空海に下賜され、真言密教の拠点になりました。現存する五重塔は江戸時代の再建です。

日本文化史 · 中世・近世の建築と庭園

東大寺南大門に代表され、重源が再建に取り入れた建築様式は?

正解:大仏様

太い部材や貫を用いる力強い構造が特徴です。鎌倉時代に宋の建築技術を取り入れて広まりました。

円覚寺舎利殿に代表され、禅宗寺院とともに伝わった建築様式は?

正解:禅宗様

鎌倉時代以後に広まりました。花頭窓などの特徴があり、従来の和様とも影響し合いました。

足利義満ゆかりの鹿苑寺にある、金箔で飾った楼閣の通称は?

正解:金閣

北山文化を代表する建築です。現在の建物は1955年に再建されたものです。

足利義政ゆかりの慈照寺にある、観音殿の通称は?

正解:銀閣

東山文化を代表する建築です。名称とは異なり、外壁が銀箔で覆われたことは確認されていません。

床の間・付書院・違棚などを備える、武家の住宅に発達した様式は?

正解:書院造

室町時代から近世にかけて整えられました。座敷の格式や生活の場の構成に関わる住宅様式です。

桂離宮にも見られ、茶室の意匠を住宅に取り入れた様式は?

正解:数寄屋造

材料の持ち味や軽快な意匠を生かします。書院造の構成を踏まえつつ、茶の湯の美意識が反映されました。

池水を使わず、石や砂などで山水を表す庭園の形式は?

正解:枯山水

禅寺の庭などに発達しました。龍安寺の石庭がよく知られています。

中央の池の周囲を歩き、景色の変化を楽しむ庭園の形式は?

正解:池泉回遊式庭園

大名庭園などで発達しました。水面、島、橋、築山などを巡る構成が特徴です。

茶の湯で、茶室に至る道と庭を指す名称は?

正解:露地

飛石や手水鉢などを配し、客が茶室へ向かう心を整える空間でもあります。

白漆喰の外観から白鷺城とも呼ばれる、兵庫県の城は?

正解:姫路城

現存する天守群は主に江戸時代初めに整備されました。防御の工夫と城郭建築の美しさを伝えます。

日本文化史 · 仏像・絵画の技法と表現

木を複数の材に分けて彫り、組み合わせて像を作る技法は?

正解:寄木造

平安時代に発達し、定朝らの造仏で知られます。大きな仏像の制作や共同作業にも適しています。

一つの木材を主要部分に使って像を彫り出す技法は?

正解:一木造

平安時代前期の彫刻などで重要です。実際の像では腕などを別材で補うこともあります。

麻布などを漆で固め、仏像などを形作る技法は?

正解:乾漆造

奈良時代の仏像制作に用いられました。内部を空洞にする方法などがあります。

粘土を盛り付けて形を作る仏像制作の技法は?

正解:塑造

奈良時代の彫刻にも多く見られます。木彫や金属を鋳造する方法とは異なります。

仏像の目に水晶などをはめ込み、生き生きした表情を出す技法は?

正解:玉眼

鎌倉彫刻などで用いられました。光を受ける眼の表現が写実性を高めます。

仏が臨終の人を迎えに来る場面を描いた絵の名称は?

正解:来迎図

浄土信仰と結び付きます。阿弥陀如来と菩薩たちが迎えに来る姿などが描かれます。

密教の諸仏や宇宙観を、一定の配置で視覚化した図は?

正解:曼荼羅

金剛界・胎蔵界の両界曼荼羅などがあります。密教の教えや修行と結び付いた図像です。

日本の風景や物語などを題材に発達し、唐絵と対比される絵画は?

正解:大和絵

平安時代に展開しました。後世にも受け継がれる広い概念で、一つの固定した技法だけを指すものではありません。

主に墨の濃淡や筆の運びで描く絵画は?

正解:水墨画

中国から伝わり、日本では中世の禅文化とも結び付いて発達しました。彩色を添える作品もあります。

絵と詞書を横長の巻物に配置し、順に場面をたどる形式は?

正解:絵巻物

物語や縁起などを視覚化します。鑑賞時に少しずつ開く形式を生かして時間や場面の移動を表しました。

日本文化史 · 近世の絵師

『洛中洛外図屛風』の上杉本や『唐獅子図屛風』で知られる絵師は?

正解:狩野永徳

安土桃山時代の障壁画を代表する絵師です。大画面に力強く描く作風で知られます。

『松林図屛風』を描いた安土桃山時代の絵師は?

正解:長谷川等伯

墨の濃淡と余白で松林を表しました。華やかな金碧画とは異なる表現にも注目しましょう。

『風神雷神図屛風』で知られ、琳派の源流に位置付けられる絵師は?

正解:俵屋宗達

装飾性の高い表現で知られます。工房や書との協働など、近世京都の文化とも関わりました。

『燕子花図屛風』や『紅白梅図屛風』を描いた絵師は?

正解:尾形光琳

宗達の表現を学び、装飾的な構成を発展させました。工芸の意匠にも関わっています。

肉筆浮世絵『見返り美人図』で知られる絵師は?

正解:菱川師宣

江戸前期の浮世絵を代表する人物です。版本や版画でも活動し、都市の風俗を描きました。

多色摺木版画の錦絵の成立期に活躍した絵師は?

正解:鈴木春信

1760年代に精巧な多色摺の作品を制作しました。版元・彫師・摺師の協働も錦絵を支えました。

美人画で知られ、『婦女人相十品』などを描いた浮世絵師は?

正解:喜多川歌麿

顔や上半身を大きく捉える大首絵でも知られます。江戸の出版文化の中で活動しました。

役者の顔を大胆に描く大首絵で知られ、活動期間が短い浮世絵師は?

正解:東洲斎写楽

1794年から1795年にかけて作品を発表しました。人物の正体には諸説があり、断定はできません。

『冨嶽三十六景』に『神奈川沖浪裏』を収めた浮世絵師は?

正解:葛飾北斎

富士山をさまざまな場所や視点から描きました。風景画に加え、版本の挿絵などにも広く取り組んでいます。

『東海道五拾三次』や『名所江戸百景』で知られる浮世絵師は?

正解:歌川広重

旅や名所を題材に、天候や季節の変化を描きました。北斎とともに海外の美術にも影響を与えました。

日本文化史 · 近代の美術家

日本画『悲母観音』を描いた画家は?

正解:狩野芳崖

明治期に活動し、フェノロサや岡倉天心との関わりも知られます。近代日本画の形成に貢献しました。

『老猿』などの木彫作品で知られる彫刻家は?

正解:高村光雲

仏師として学んだ技術をもとに近代彫刻でも活動しました。東京美術学校で後進の指導にも当たりました。

『読書』や『湖畔』を描き、白馬会の結成にも関わった洋画家は?

正解:黒田清輝

フランスで絵画を学びました。明るい光の表現を伝え、日本の近代洋画の教育にも関わりました。

『鮭』などの静物画や『花魁』で知られる明治の洋画家は?

正解:高橋由一

油彩画の定着に取り組んだ画家です。日常的な物を油彩で描いた作品も残しました。

『無我』や『生々流転』を描いた日本画家は?

正解:横山大観

岡倉天心らと日本美術院の活動に関わりました。近代日本画の新しい表現を模索しました。

『落葉』を描き、横山大観とともに新しい日本画を探究した画家は?

正解:菱田春草

輪郭線を抑えた表現などで知られます。大観と春草の作風は当時、朦朧体とも呼ばれました。

『麗子像』の連作や『道路と土手と塀』で知られる洋画家は?

正解:岸田劉生

写実を深く追究し、細部を緻密に描きました。娘の麗子を描いた作品群がよく知られます。

『序の舞』を描き、女性の姿を多く描いた日本画家は?

正解:上村松園

京都の伝統文化とも結び付いた美人画で知られます。女性として初めて文化勲章を受章しました。

『海の幸』を描いた洋画家は?

正解:青木繁

明治後期に活動しました。神話や伝説を取り入れた作品もあり、若くして亡くなりました。

『友情』などの彫刻で知られ、近代日本のブロンズ彫刻に影響した人物は?

正解:荻原守衛

碌山の号でも知られます。海外で学び、ロダンの彫刻から影響を受けました。

日本文化史 · 仏教の担い手

唐から戒律を伝え、唐招提寺を開いた僧は?

正解:鑑真

幾度もの渡航失敗を経て754年に来日しました。日本の正式な授戒制度の整備に関わりました。

比叡山を拠点に、日本天台宗の基礎を築いた僧は?

正解:最澄

唐で学び、帰国後に教学と修行の制度を整えました。伝教大師の諡号でも知られます。

唐で密教を学び、日本真言宗の基礎を築いた僧は?

正解:空海

高野山や東寺を拠点としました。弘法大師の諡号でも知られ、書や教育にも関わっています。

専修念仏を説き、浄土宗の祖とされる僧は?

正解:法然

阿弥陀仏の名を唱える念仏を重視しました。平安末から鎌倉にかけての仏教の変化を代表します。

『教行信証』を著し、浄土真宗の開祖とされる人物は?

正解:親鸞

法然に学びました。阿弥陀仏の本願による救いを説き、他力の思想を重視しました。

踊念仏を広め、時宗の祖とされる僧は?

正解:一遍

各地を遊行して布教しました。宗教活動と民衆の集まり、芸能との関係も考える手掛かりになります。

宋から臨済禅を伝え、『喫茶養生記』も著した僧は?

正解:栄西

鎌倉時代の禅宗の展開に関わりました。禅の伝来は一人だけの活動で完了したわけではありません。

『正法眼蔵』を著し、日本曹洞宗の開祖とされる僧は?

正解:道元

宋で学び、坐禅を重視しました。越前の永平寺を修行の拠点としました。

法華経を重視し、題目を唱えることを説いた僧は?

正解:日蓮

『立正安国論』などを著しました。鎌倉時代の社会状況と信仰の関係を論じた人物です。

『往生要集』を著し、浄土信仰に大きな影響を与えた僧は?

正解:源信

平安時代の天台僧です。極楽と地獄の描写や念仏の教えは、文学・美術にも影響を与えました。

日本文化史 · 江戸の学問と思想

徳川家康に仕え、朱子学を幕府の学問として広める基礎を築いた儒者は?

正解:林羅山

林家は幕府の儒学教育を担いました。朱子学の普及は幕府だけでなく諸藩の教育とも関わります。

近江聖人と呼ばれ、日本の陽明学の展開で知られる儒者は?

正解:中江藤樹

孝や良知の考えを重んじました。朱子学と陽明学の違いにも注目しましょう。

『聖教要録』を著し、聖人の教えを直接学ぶことを説いた古学の思想家は?

正解:山鹿素行

朱子学を批判し、武士の役割などを論じました。古学には複数の流れがあります。

京都に古義堂を開き、『論語』『孟子』の言葉を重視した儒者は?

正解:伊藤仁斎

中国古典の語義を読み直し、人倫や日常生活を重視しました。荻生徂徠の古文辞学とは区別します。

古文辞学を唱え、古代中国の制度や言葉の研究を重視した思想家は?

正解:荻生徂徠

江戸中期の儒者です。古典の文章を、その時代の言葉や制度に即して読むことを重視しました。

古典研究を進め、『万葉代匠記』を著した人物は?

正解:契沖

江戸前期の僧で、文献に基づく研究を進めました。国学の発展に影響を与えました。

『万葉集』の研究を進め、『国意考』を著した国学者は?

正解:賀茂真淵

古代の言葉や精神を和歌から探ろうとしました。本居宣長にも影響を与えた人物です。

『古事記伝』を著し、「もののあはれ」を論じた国学者は?

正解:本居宣長

『古事記』の注釈や『源氏物語』研究に取り組みました。古代の語句を精密に読むことを重視しました。

『霊能真柱』を著し、復古神道の展開に関わった国学者は?

正解:平田篤胤

古代の神々や死後の世界などを論じました。その思想は幕末の社会や神道にも影響しました。

町人に向けて勤勉や正直などを説き、石門心学を開いた人物は?

正解:石田梅岩

商業活動を営む町人の倫理を説きました。儒教・仏教・神道の考えも取り入れています。

日本文化史 · 文化の時代区分と学び

7世紀前半を中心に、初期の仏教寺院や仏像に代表される文化は?

正解:飛鳥文化

朝鮮半島や中国の文化を受け入れて展開しました。文化の区分には年代の重なりや地域差があります。

天武・持統朝ごろを中心とし、薬師寺の造営などと結び付く文化は?

正解:白鳳文化

飛鳥文化と天平文化の間に位置付けられる学習上の区分です。中国の初唐などの影響も見られます。

奈良時代、聖武天皇のころを中心とする国際的な仏教文化は?

正解:天平文化

東大寺や正倉院宝物などが代表例です。唐を通じた広い地域との文化交流が背景にあります。

平安時代前期、天台・真言の密教の影響が強い文化は?

正解:弘仁・貞観文化

密教美術や漢文学などが発達しました。国風文化に先行する時期の文化として整理されます。

平安時代中期、仮名文学や大和絵の発展に代表される文化は?

正解:国風文化

大陸文化を踏まえ、日本語や宮廷生活に即した表現が発達しました。対外交流が消えたという意味ではありません。

足利義満のころ、金閣などに代表される室町前期の文化は?

正解:北山文化

公家や武家、禅宗の文化が結び付きました。のちの東山文化と対比されます。

足利義政のころ、銀閣や書院造・水墨画などと結び付く文化は?

正解:東山文化

禅の影響のもとで多様な表現が展開しました。茶の湯や庭園など後世に続く文化とも関係します。

安土城などの城郭や豪華な障壁画に代表される文化は?

正解:桃山文化

織田・豊臣政権の時期を中心に展開しました。大名や豪商の活動、南蛮文化との接触も背景にあります。

17世紀末から18世紀初め、上方の町人文化が栄えた時期の文化は?

正解:元禄文化

井原西鶴・近松門左衛門・松尾芭蕉らが活躍しました。上方は京都・大坂を中心とする地域です。

19世紀前半、江戸を中心とする町人文化の展開を指す文化は?

正解:化政文化

文化・文政期に由来する名称です。浮世絵の風景画や滑稽本などが広まりました。

日本文化史 · 伝統芸能

観阿弥・世阿弥が大成し、謡や舞、面の表現を用いる芸能は?

正解:能

中世の猿楽をもとに発達しました。物語や人物の心情を象徴的な動きや音楽で表します。

能とともに上演され、日常の人間関係をせりふや笑いで描く芸能は?

正解:狂言

能が謡や舞を重視するのに対し、会話や動作による喜劇的な表現が特徴です。

出雲阿国のかぶき踊りを起源とし、江戸時代に発達した舞台芸能は?

正解:歌舞伎

当初の姿から変化し、江戸時代には男性の役者が演じる形が定着しました。町人文化と深く関わります。

太夫の語り・三味線・人形遣いが協働する舞台芸能は?

正解:人形浄瑠璃

近松門左衛門らの脚本で発達しました。大阪の伝統を受け継ぐ文楽がよく知られます。

一人の演者が主に会話で物語を進め、最後の落ちを特徴とする話芸は?

正解:落語

扇子や手拭いなどを用います。江戸・上方で独自の演じ方や演目が発達しました。

釈台を前に、張り扇などで調子を取りながら歴史の話などを語る芸能は?

正解:講談

軍記や伝記などを題材にします。落語とは語り口や演目の構成が異なります。

平家物語を琵琶の伴奏で語る芸能は?

正解:平曲

琵琶法師によって伝えられました。書かれた文学と、声や楽器による伝承のつながりを示します。

宮廷や寺社などで伝えられ、管弦や舞楽を含む伝統音楽は?

正解:雅楽

大陸・朝鮮半島から伝わったものと、日本由来の歌舞などからなります。単一の起源を持つ音楽ではありません。

神を祭る儀礼などと結び付き、神前で歌や舞を行う芸能は?

正解:神楽

宮中の御神楽と各地の民俗芸能など、多様な形があります。地域ごとの伝承にも注目しましょう。

沖縄で発達し、琉球王府の宮廷芸能としての歴史を持つ歌舞劇は?

正解:組踊

玉城朝薫が創作した演目が起点として知られます。琉球の言葉や音楽、舞踊が結び付いた芸能です。

日本文化史 · 音楽・工芸・茶の湯

三本の弦を持ち、ばちなどで弾く日本の伝統楽器は?

正解:三味線

琉球の三線を経て本州に伝わり発達しました。浄瑠璃や歌舞伎などの音楽にも使われます。

十三本の弦を持つものが代表的で、八橋検校による展開でも知られる楽器は?

正解:箏

爪を用いて弦を弾きます。雅楽にも使われ、近世には箏曲の多様な流派が発達しました。

竹製の縦笛で、近世には虚無僧とも関わった楽器は?

正解:尺八

息遣いや指の使い方による豊かな音色が特徴です。現在は独奏や合奏など幅広く演奏されます。

歌舞伎の伴奏として発達し、三味線と歌を中心とする音楽は?

正解:長唄

江戸時代に展開しました。舞踊の伴奏から鑑賞用の演奏まで多様な形があります。

漆の表面に金や銀の粉をまいて模様を表す加飾技法は?

正解:蒔絵

漆器の装飾技法です。平安時代以降に高度に発達し、家具や調度品にも用いられました。

貝殻の光沢のある部分を切り、漆器などにはめ込む装飾技法は?

正解:螺鈿

貝の虹色の輝きを生かします。蒔絵と併用される作品もあります。

金属に文様を彫る際などに使う、先端を金属面に当てて打つ工具は?

正解:鏨

彫金などに用います。金工は武具の装飾や生活道具の制作とも関わりました。

千利休が大成した、簡素な道具や空間を重視する茶の湯は?

正解:侘茶

村田珠光や武野紹鷗らの系譜を受け継ぎました。豪華な道具を誇示するだけではない茶の美意識です。

朝鮮半島からの技術の影響も受け、佐賀の有田で発達した焼き物の種類は?

正解:磁器

硬く焼き締まり、白い素地などが特徴です。有田焼は伊万里の港から運ばれ、海外にも広まりました。

江戸時代の錦絵に用いられ、版木を色ごとに使い分ける印刷技法は?

正解:多色摺木版

絵師、彫師、摺師、版元などが分業しました。複製できることが都市の出版文化を支えました。

日本文化史 · 学問・医学・教育

『解体新書』の翻訳を中心となって進めた蘭学者の一人は?

正解:杉田玄白

前野良沢らと解剖書の翻訳に取り組みました。1774年に刊行され、共同作業だったことにも注目しましょう。

『大和本草』を著し、動植物などを研究した儒者・本草学者は?

正解:貝原益軒

江戸時代の本草学を代表します。中国の学問を学びつつ、日本の動植物などの観察も重視しました。

全国を測量し、精密な日本地図の作成に貢献した人物は?

正解:伊能忠敬

天文学や測量の知識を生かしました。地図の完成には弟子や幕府の事業も関わりました。

『塵劫記』を著し、算術を広めた人物は?

正解:吉田光由

江戸時代の数学である和算の普及に貢献しました。日常生活に関わる計算も取り上げています。

『発微算法』を著し、和算の発展に大きく貢献した数学者は?

正解:関孝和

計算法や数学研究を発展させました。和算は弟子たちや各地の研究者にも受け継がれました。

『学問のすゝめ』を書き、慶應義塾を創設した人物は?

正解:福澤諭吉

学問と独立の重要性を説きました。明治期の教育・言論活動を代表する人物の一人です。

女子英学塾を創設し、女性の高等教育に取り組んだ人物は?

正解:津田梅子

幼少期にアメリカへ留学しました。女子英学塾は現在の津田塾大学につながります。

『武士道』を英語で著し、日本の倫理観を海外に紹介した人物は?

正解:新渡戸稲造

教育者・国際人としても活動しました。著作の描く武士像と、歴史上の武士の実態は区別して考えます。

『大日本沿海輿地全図』の基礎となる測量で、伊能忠敬が師事した天文学者は?

正解:高橋至時

暦の改訂にも関わった幕府の天文学者です。暦学・天文学と測量の結び付きを示します。

大阪に適塾を開き、多くの蘭学者や医師を育てた人物は?

正解:緒方洪庵

医学とオランダ語の教育に取り組みました。適塾からは幕末・明治に活動する人材が育ちました。

日本文化史 · 近現代の音楽と映像

『荒城の月』や『花』を作曲した音楽家は?

正解:瀧廉太郎

明治期の西洋音楽の受容を代表する作曲家です。『花』は合唱曲の組曲『四季』に含まれます。

『赤とんぼ』を作曲し、日本の交響楽・管弦楽の普及にも尽力した人物は?

正解:山田耕筰

ドイツで音楽を学びました。童謡や歌曲から管弦楽まで、幅広い活動を行いました。

新箏曲『春の海』を作曲した箏曲家は?

正解:宮城道雄

箏の演奏と作曲で活躍しました。『春の海』は箏と尺八による曲として広く知られます。

歌曲『夏の思い出』や『ちいさい秋みつけた』を作曲した人物は?

正解:中田喜直

日本語の言葉の響きを生かした歌曲や童謡を残しました。父の中田章も作曲家です。

『ノヴェンバー・ステップス』で琵琶・尺八とオーケストラを組み合わせた作曲家は?

正解:武満徹

日本の伝統楽器と現代音楽の関係を探究しました。映画音楽でも活動しています。

映画『羅生門』や『七人の侍』を監督した人物は?

正解:黒澤明

『羅生門』の国際的な評価は、日本映画が海外で広く知られる契機の一つになりました。

映画『東京物語』を監督し、家族の姿を繰り返し描いた人物は?

正解:小津安二郎

低い位置からの撮影や独自の構図でも知られます。日常の出来事を通じて社会や家族の変化を描きました。

映画『雨月物語』や『西鶴一代女』を監督した人物は?

正解:溝口健二

女性の置かれた社会的な境遇などを描きました。長回しを生かした演出でも知られます。

漫画『鉄腕アトム』や『火の鳥』を描いた漫画家は?

正解:手塚治虫

戦後の漫画とテレビアニメの展開に大きな影響を与えました。作品は娯楽とともに生命や社会の問題も扱います。

『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』を監督した人物は?

正解:宮﨑駿

アニメーション映画の監督として知られます。自然、人間の暮らし、戦争など多様な主題を描いています。

日本文化史 · 生活文化と地域の伝統

江戸時代に読み書きや算術などを教え、庶民の学びを支えた教育施設は?

正解:寺子屋

寺院に限らず、町人や武士なども教えました。学校制度が整う前の多様な学びの場です。

江戸時代に各藩が主に藩士の子弟のために設けた教育機関は?

正解:藩校

儒学などを中心に、時代や藩により武芸・医学なども教えました。寺子屋や私塾とは運営の基盤が異なります。

大阪の町人が設立し、商業都市の学問を支えた学問所は?

正解:懐徳堂

中井竹山・中井履軒らが学問を担いました。町人の教養や倫理、経済への関心とも結び付きました。

江戸時代に本を貸して回り、読者の広がりを支えた商売は?

正解:貸本屋

購入以外にも本に触れる機会を提供しました。版本の普及や都市の読書文化と関わります。

庶民が伊勢神宮への参拝に集団で向かった流行を指す語は?

正解:おかげ参り

江戸時代に大きな流行が何度か起こりました。信仰、旅、門前町のにぎわいが結び付きました。

キリスト教の宣教師やポルトガル人などとの接触でもたらされた文化は?

正解:南蛮文化

16世紀以降の交流で広まりました。美術、音楽、印刷、食などさまざまな分野に影響しました。

沖縄の伝統的な、色鮮やかな型染めなどによる染色は?

正解:紅型

琉球王国の歴史や東アジアとの交流を背景に発達しました。衣服などに花鳥や自然の模様を表します。

アイヌの口承文芸で、英雄の物語を韻律に乗せて語るものの一つは?

正解:ユカㇻ

口承文芸には地域や内容による多様な種類があります。文字の記録だけでは捉えられない伝承の豊かさを示します。

琉球の三線の形で、共鳴胴に伝統的に張られる皮の種類は?

正解:蛇皮

三線は歌の伴奏などに用います。現代には人工皮などを使った楽器もあります。

一つの対象を五・七・五の十七音を基本に詠み、季語を重視する近代の詩形は?

正解:俳句

近世の俳諧の発句を受け継いで、明治期に子規らが新しく位置付けました。無季・自由律などの展開もあります。

世界文化史 · 古代文明の文字と記録

古代メソポタミアで粘土板などに刻まれた、くさび形の文字は?

正解:楔形文字

シュメール人が発達させ、他の言語の表記にも使われました。文字の形と、表された言語を区別しましょう。

古代エジプトで碑文などに用いられた、聖刻文字とも呼ばれる文字は?

正解:ヒエログリフ

絵のような形を持ちますが、意味だけでなく音も表します。神官文字や民衆文字などの書体も使われました。

殷代の中国で亀の甲や獣骨に刻まれ、占いの記録を伝える文字は?

正解:甲骨文字

現在の漢字につながる古い文字資料です。王が行った占いや祭祀などを知る手掛かりになります。

エジプトで植物の茎を加工して作った、古代の筆記材料は?

正解:パピルス

ナイル川流域の植物を利用します。現代の紙と似た用途ですが、材料の加工法は異なります。

エジプトの葬送文書で、死後の世界への旅などを記すものの通称は?

正解:死者の書

決まった一冊の本ではなく、呪文や図を組み合わせた文書群です。写本により内容や構成が異なります。

ウルクの王とエンキドゥの物語を伝える、メソポタミアの叙事詩は?

正解:ギルガメシュ叙事詩

友情や死、人間の限界などを扱います。複数の言語や時代の伝本が残っています。

ギリシア語と二つのエジプト文字の碑文を刻み、文字解読の手掛かりとなった石碑は?

正解:ロゼッタ・ストーン

同じ布告を異なる文字で記しています。シャンポリオンらによるヒエログリフ解読に役立ちました。

ペルシア語・エラム語・バビロニア語の碑文で楔形文字解読の重要な手掛かりとなったものは?

正解:ベヒストゥン碑文

アケメネス朝のダレイオス1世の碑文です。同じ内容の多言語表記が解読に役立ちました。

古代インドの宗教知を伝え、『リグ』などを含む聖典群は?

正解:ヴェーダ

長く口承によって伝えられました。バラモンの祭式や古代インドの宗教文化と結び付きます。

古代中国の青銅器に鋳込むなどして記された文字を、一般に何という?

正解:金文

祖先への祭祀や功績の記録などを伝えます。甲骨文字とは記された素材や用途が異なります。

世界文化史 · 古典文学と歴史叙述

『イリアス』『オデュッセイア』の作者と伝えられる古代ギリシアの詩人は?

正解:ホメロス

作品はトロイア戦争や帰還の物語を伝えます。作者の実像や叙事詩の成立には議論があります。

『仕事と日』や『神統記』で知られる古代ギリシアの詩人は?

正解:ヘシオドス

労働や正義、神々の系譜などを詠みました。ホメロスの英雄叙事詩と比較すると題材の違いがわかります。

レスボス島で活動し、恋愛などを抒情詩に詠んだ古代ギリシアの女性詩人は?

正解:サッフォー

作品の多くは断片で伝わります。古代の詩の伝存状況にも目を向けましょう。

ギリシア悲劇『オレステイア』三部作の作者は?

正解:アイスキュロス

復讐と裁きなどを扱う悲劇を残しました。ソフォクレス・エウリピデスとともに三大悲劇詩人に数えられます。

ギリシア悲劇『オイディプス王』の作者は?

正解:ソフォクレス

人間の行為と運命をめぐる悲劇を描きました。作品の主題は後世の文学や思想にも影響しました。

ギリシア悲劇『メディア』の作者は?

正解:エウリピデス

神話の人物を通じ、情念や社会の秩序を描きました。三大悲劇詩人の一人です。

喜劇『女の平和』や『雲』で知られる劇作家は?

正解:アリストファネス

古代アテネの政治や社会を笑いによって描きました。悲劇とは異なる舞台表現です。

ペルシア戦争などを記した『歴史』の著者は?

正解:ヘロドトス

各地の見聞や伝承も収めました。伝え聞いた話と、検証された事実を分けて読むことが必要です。

『ペロポネソス戦争史』を著した古代ギリシアの歴史家は?

正解:トゥキディデス

戦争の原因や政治判断を分析しました。自身も同時代の戦争を経験しています。

トロイアの英雄の子孫をローマの起源につなぐ『アエネイス』の作者は?

正解:ウェルギリウス

古代ローマの詩人です。ギリシアの叙事詩を踏まえ、ローマの歴史意識と結び付いた作品を作りました。

世界文化史 · ギリシア・ローマの思想

対話を通じて相手の考えを問い直し、自著を残さなかったアテネの哲学者は?

正解:ソクラテス

思想はプラトンらの著作から知られます。「無知の自覚」などと結び付けて学ばれます。

イデア論を説き、対話篇『国家』を著した哲学者は?

正解:プラトン

ソクラテスに学び、アカデメイアを開きました。感覚で捉えるものと真の知の関係を考えました。

『政治学』や『形而上学』を著し、リュケイオンを開いた哲学者は?

正解:アリストテレス

プラトンに学びました。論理学・生物学・倫理学など、多様な領域を体系的に探究しました。

万物の根源を水と考えたと伝えられる、ミレトスの思想家は?

正解:タレス

自然を神話だけによらず説明しようとした初期の思想家の一人です。伝記には後世の逸話も含まれます。

万物は流転するという考えと結び付けられる、エフェソスの思想家は?

正解:ヘラクレイトス

変化や対立と秩序の関係を論じました。思想は断片や後世の引用によって伝わります。

三平方の定理の名で知られ、数を重視する学派の祖とされる思想家は?

正解:ピタゴラス

音楽や宇宙の秩序も数と関係付けました。数学の成果には学派の共同の研究も含まれます。

原子と空虚によって世界を説明する原子論を唱えた思想家の一人は?

正解:デモクリトス

レウキッポスとともに古代の原子論で知られます。近代科学の原子概念とは区別して理解しましょう。

心の平静を重視し、過度な欲望を避ける快楽の思想を説いた哲学者は?

正解:エピクロス

快楽を単なるぜいたくや放縦と同一視しません。苦痛や不安を減らす生き方を考えました。

アテネの柱廊で教え、ストア派の創始者とされる哲学者は?

正解:キティオンのゼノン

理性や自然に従う生き方を説きました。同名のエレアのゼノンとは別人です。

『自省録』を残した、ストア派の思想を学ぶローマ皇帝は?

正解:マルクス・アウレリウス

自分の行動や感情を省みる文章を残しました。政治の担い手と哲学の学びの関係を示す例です。

世界文化史 · 宗教と文化の基礎語

キリスト教で、イエスの活動や使徒たちの教えなどを収める聖典は?

正解:新約聖書

福音書、使徒言行録、書簡などからなります。旧約聖書とともにキリスト教文化の基盤をなします。

イスラム教で、ムハンマドが受けた啓示をまとめた聖典は?

正解:クルアーン

アラビア語の言葉を重視します。朗誦や書の文化とも深く結び付いています。

イスラム教徒が集団礼拝などを行う建物の一般名は?

正解:モスク

礼拝の方向を示すミフラーブなどが設けられます。形や装飾は地域や時代によって多様です。

モスクで、メッカの方向を示す壁龕は?

正解:ミフラーブ

礼拝の方向であるキブラを示します。祭壇と同じ意味のものではありません。

イスラム美術で見られる、植物文様などを連続させる装飾の呼称は?

正解:アラベスク

幾何学文様や書の装飾などと組み合わされます。イスラム美術全体が一つの文様に限られるわけではありません。

仏教で、悟りを開いた者を表す語は?

正解:仏陀

釈迦に限らず、教義上のさまざまな仏にも使われる語です。仏像の種類を理解する基礎になります。

大乗仏教で、自らの悟りとともに他者の救いを目指す存在は?

正解:菩薩

観音菩薩や文殊菩薩などが美術に表されます。仏教の流派や文脈によって位置付けは異なります。

仏舎利などを納める仏教の塔の起源となった、古代インドの建造物は?

正解:ストゥーパ

仏教の信仰とともに各地へ広まりました。東アジアの多層の塔などにもつながります。

古代インドでヴェーダに付属して成立し、宇宙と自己などを論じる文献群は?

正解:ウパニシャッド

祭式の意味を内面的に探る思想も展開しました。インドの後代の哲学に大きな影響を与えました。

ゾロアスター教の聖典をまとめたものは?

正解:アヴェスター

古代イランの宗教文化を伝える文献群です。成立や伝承は長い期間にわたっています。

世界文化史 · 中国・インドの思想家

弟子たちが言行を『論語』にまとめた、儒家の思想家は?

正解:孔子

仁や礼を重視しました。『論語』は本人が一冊として書いた著作ではありません。

性善説を説き、王道政治を重視した儒家の思想家は?

正解:孟子

人が持つ善への芽を育てることを重視しました。政治の正統性と民衆の生活の関係も論じました。

性悪説を説き、礼や教育によって人を整えることを重視した思想家は?

正解:荀子

人間の欲望を前提に、後天的な学びや制度の役割を重く見ました。

兼愛や非攻を説いた、墨家の祖とされる思想家は?

正解:墨子

血縁や身分を越えた配慮や、侵略戦争への批判を説きました。儒家とは異なる立場を取りました。

『道徳経』の著者と伝えられ、無為自然と結び付けられる人物は?

正解:老子

人物の実像や書物の成立には議論があります。後世の道家思想や道教に大きな影響を与えました。

胡蝶の夢などの寓話を通じ、固定した価値観を問い直した思想家は?

正解:荘子

道家を代表する人物です。『荘子』には本人以外の系統の思想も含まれると考えられています。

法・術・勢を重視する法家の思想を集大成した人物は?

正解:韓非

道徳的な徳だけに頼らず、制度と権力の運用を重視しました。『韓非子』の名で思想が伝わります。

南宋で理気論や性即理を説き、四書の学習を重視した儒者は?

正解:朱熹

朱子学の大成者です。中国だけでなく、朝鮮半島や日本などの学問にも影響を与えました。

明代に心即理・知行合一を説いた思想家は?

正解:王陽明

王守仁とも呼ばれます。心の働きや良知を重視し、その思想は陽明学と呼ばれます。

インドで中観の思想を展開し、ナーガールジュナとも呼ばれる仏教思想家は?

正解:龍樹

空の思想を論じ、大乗仏教の展開に大きな影響を与えました。東アジアでも重要視されます。

世界文化史 · 中国文学の作者

『史記』を著し、紀伝体の歴史叙述を確立した歴史家は?

正解:司馬遷

前漢の人物です。帝王の本紀と人物の列伝などを組み合わせ、広い時代の歴史を描きました。

『漢書』の編纂を進めた後漢の歴史家は?

正解:班固

前漢一代の歴史を紀伝体でまとめました。完成には妹の班昭らも関わりました。

『帰去来の辞』や『桃花源記』で知られる東晋の詩人は?

正解:陶淵明

陶潜とも呼ばれます。田園や隠逸の主題で知られ、後世の詩や絵画にも影響しました。

唐代の詩人で、詩仙と呼ばれ、『静夜思』などで知られる人物は?

正解:李白

自由で雄大な想像力に富む詩で知られます。同時代の杜甫とともに唐詩を代表します。

唐代の詩人で、詩聖と呼ばれ、『春望』などで知られる人物は?

正解:杜甫

戦乱や民衆の苦しみなどを詠みました。詩人の表現と歴史の背景を結び付けて学びましょう。

唐代に『長恨歌』や『琵琶行』を作った詩人は?

正解:白居易

白楽天とも呼ばれます。作品は日本の平安文学にも大きな影響を与えました。

北宋の詩人・書家で、蘇東坡とも呼ばれる人物は?

正解:蘇軾

詩・詞・書など多方面で活動しました。中国の文人文化を考える上で重要な人物です。

『三国志演義』の作者と伝えられる人物は?

正解:羅貫中

元末・明初ごろの人物とされます。歴史書『三国志』と、小説である『三国志演義』は異なります。

『西遊記』の作者と一般に位置付けられてきた明代の作家は?

正解:呉承恩

作者や成立の過程には議論があります。玄奘の旅を素材に、孫悟空らの冒険を描く小説です。

『紅楼夢』の主要部分を書いた清代の作家は?

正解:曹雪芹

賈家の盛衰や若者たちの関係を描きました。後半部分の成立や補作には議論があります。

世界文化史 · アジアの文学と伝承

古代中国の歌謡を集め、儒教の経典にも数えられる詩集は?

正解:詩経

農耕や恋愛、祭祀など多様な歌を含みます。後世の文学や教養の基礎となりました。

屈原の作品を中心とする、古代中国の南方の詩を伝える作品群は?

正解:楚辞

『離騒』などを含みます。『詩経』とは異なる表現で、中国文学に影響を与えました。

インドでクル族の戦いを中心に語られ、『バガヴァッド・ギーター』も含む大叙事詩は?

正解:マハーバーラタ

長い期間を経て形成された大規模な作品です。英雄物語と宗教・倫理的な教えが結び付いています。

ラーマ王子とシーター、ハヌマーンらの物語を伝えるインドの叙事詩は?

正解:ラーマーヤナ

南アジアだけでなく、東南アジアの演劇や美術にも広まりました。地域ごとに異なる語りがあります。

シャフリヤール王にシェヘラザードが物語を語る枠組みで知られる説話集は?

正解:千夜一夜物語

さまざまな地域や時代の物語が集まりました。伝本や翻訳によって収録内容が異なります。

フィルドゥシーが古代イランの王や英雄を描いたペルシア語の叙事詩は?

正解:シャー・ナーメ

王の書とも訳されます。イランの歴史意識や写本絵画にも大きな影響を与えました。

ウマル・ハイヤームの名と結び付けて伝えられる、ペルシアの四行詩集は?

正解:ルバイヤート

詩の帰属には議論があります。後世の翻訳を通じても広く読まれました。

高麗の一然が編纂し、檀君神話なども伝える書物は?

正解:三国遺事

仏教説話や古い伝承などを収めます。正史である『三国史記』とは異なる性格を持ちます。

1446年に解説書とともに公布された、朝鮮の文字の当初の名称は?

正解:訓民正音

現在ハングルと呼ばれる文字につながります。世宗のもとで作られ、朝鮮語の表記を支えました。

魯迅が中国の白話文学の代表作として発表した、日記形式の短編は?

正解:狂人日記

1918年に発表されました。伝統社会への批判を含み、新文化運動の文学を代表します。

世界文化史 · 建築の様式と遺産

古代ギリシアの柱の様式で、比較的簡素な柱頭を特徴とするものは?

正解:ドーリア式

イオニア式やコリント式とともに主要な柱の形式です。パルテノン神殿などに用いられました。

柱頭の渦巻状の装飾が特徴的な、古代ギリシアの柱の様式は?

正解:イオニア式

渦巻きの柱頭が見分ける手掛かりです。建築の各部分の比率にも特徴があります。

アカンサスの葉を模した華やかな柱頭を持つ様式は?

正解:コリント式

古代ギリシアで生まれ、ローマの建築などにも広がりました。後世の古典復興の建築にも用いられます。

半円アーチや厚い壁などを特徴とする、中世西欧の教会建築様式は?

正解:ロマネスク様式

地域差がありますが、11〜12世紀ごろの教会建築に広がりました。後のゴシックと比較して学べます。

尖頭アーチ、リブ・ヴォールト、ステンドグラスなどで知られる建築様式は?

正解:ゴシック様式

12世紀の北フランスで発展しました。高い天井や大きな窓を持つ教会建築などに見られます。

コンスタンティノープルのハギア・ソフィアに代表される建築・美術の系統は?

正解:ビザンツ様式

ドームやモザイクなどが知られます。東ローマ帝国と、その影響を受けた地域で発展しました。

コルドバの大モスクやアルハンブラ宮殿に見られる、イベリア半島のイスラム建築の呼称は?

正解:ムーア建築

馬蹄形アーチや繊細な装飾などが見られます。イスラム文化とイベリアの歴史の接触を示します。

古代ギリシア・ローマの比例や秩序を再び重視した、15〜16世紀の建築様式は?

正解:ルネサンス様式

イタリアを中心に発達しました。古典建築の研究と新しい都市・宮廷文化が結び付きました。

曲線や劇的な空間構成を用い、17世紀ヨーロッパなどに広がった様式は?

正解:バロック様式

宗教や王権を表す壮大な建築が作られました。地域や用途によって多様な形があります。

18世紀フランスの室内装飾などで、繊細な曲線や貝殻風の文様を特徴とする様式は?

正解:ロココ様式

宮廷や貴族の暮らしと結び付いた装飾が知られます。バロックに続く美術・装飾の動きです。

世界文化史 · ルネサンスの美術家

パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の壁画で知られる画家は?

正解:ジョット

14世紀初めのイタリアで活動しました。人物の量感や感情の表現で、後の絵画へ影響を与えました。

フィレンツェ大聖堂の巨大なドームの建設を指揮した建築家は?

正解:ブルネレスキ

古代建築を研究し、新しい建設技術を用いました。ルネサンス建築を代表します。

フィレンツェで独立した青銅の『ダヴィデ』像を制作した彫刻家は?

正解:ドナテッロ

古典の人体表現を学びました。ミケランジェロの大理石の『ダヴィデ』像とは別の作品です。

『ヴィーナスの誕生』や『春』を描いた画家は?

正解:ボッティチェリ

フィレンツェのルネサンスを代表します。古典神話や当時の人文主義的な文化が背景にあります。

『モナ・リザ』やミラノの『最後の晩餐』を描いた人物は?

正解:レオナルド・ダ・ヴィンチ

絵画に加え、人体・自然・機械なども研究しました。観察と芸術制作の結び付きが特徴です。

システィーナ礼拝堂の天井画と、大理石の『ダヴィデ』像で知られる芸術家は?

正解:ミケランジェロ

彫刻・絵画・建築などに取り組みました。同じ題材でも作者や素材の違いを確かめましょう。

『アテネの学堂』や多くの聖母子像で知られる画家は?

正解:ラファエロ

調和した構図と人物表現で知られます。『アテネの学堂』では古代の哲学者たちを描きました。

『ウルビーノのヴィーナス』を描いた、ヴェネツィア派の画家は?

正解:ティツィアーノ

豊かな色彩の表現で知られます。宗教画、肖像画、神話画などを制作しました。

『アルノルフィーニ夫妻像』で知られる、初期ネーデルラント絵画の画家は?

正解:ヤン・ファン・エイク

油彩の精密な表現で知られます。油絵そのものを一人で発明したとする理解は適切ではありません。

『四人の使徒』や版画『メランコリアI』で知られるドイツの芸術家は?

正解:デューラー

絵画と版画で活躍しました。北方の美術とイタリアの理論を学び、人体の比例なども研究しました。

世界文化史 · ルネサンスと宗教改革の書物

ダンテが地獄・煉獄・天国への旅を描いた長編詩は?

正解:神曲

イタリア語文学の重要な作品です。中世キリスト教の世界観と、古代の詩人や同時代の人物を結び付けています。

ボッカッチョが、疫病を避けた若者たちの語る物語として構成した作品は?

正解:デカメロン

14世紀イタリアの作品です。多様な身分の人々や人間の欲望を描いた物語を含みます。

エラスムスが、愚かさの女神の語りを通じて社会や教会を風刺した著作は?

正解:愚神礼賛

北方ルネサンスの人文主義を代表する作品です。宗教や学問を批判的に見直す姿勢が見られます。

トマス・モアが、架空の島の社会制度を描いた著作は?

正解:ユートピア

現実の社会を批判的に考える作品です。「理想郷」を意味する語の由来としても知られます。

マキャヴェリが、統治者の権力の獲得や維持を論じた著作は?

正解:君主論

イタリアの政治状況を背景に書かれました。後世には多様な解釈や評価を受けています。

ラブレーが巨人たちの冒険を通じて教育や社会を描いた作品は?

正解:ガルガンチュアとパンタグリュエル

16世紀フランスの風刺的な物語です。人文主義や当時の宗教・学問をめぐる議論が背景にあります。

モンテーニュが、自分の経験や考察を自由な文章にまとめた著作は?

正解:エセー

随想録とも訳されます。自己や人間を問い続ける書き方は、後世の随筆にも影響しました。

セルバンテスが、騎士道物語に夢中になった主人公の旅を描いた小説は?

正解:ドン・キホーテ

スペイン語文学を代表します。主人公とサンチョ・パンサのやり取りなどを通じ、理想と現実を描きます。

シェイクスピアの悲劇で、デンマークの王子の復讐を扱う作品は?

正解:ハムレット

主人公の葛藤や行動の遅れなどを描きます。同じ作者の『マクベス』『リア王』などと区別しましょう。

ルターが、贖宥状をめぐる議論のため1517年に示した文書は?

正解:九十五か条の論題

宗教改革の契機として知られます。教会の扉への掲示の詳しい経緯には研究上の議論があります。

世界文化史 · 近世から近代の哲学

「われ思う、ゆえにわれあり」の命題で知られ、『方法序説』を著した哲学者は?

正解:デカルト

確かな知識の出発点を探究しました。理性を重視する近代哲学の展開で重要な人物です。

『ノヴム・オルガヌム』で、観察や実験を重視する帰納法を論じた思想家は?

正解:フランシス・ベーコン

知識を妨げる先入観をイドラとして論じました。経験を重視する近代の学問観に影響しました。

『人間知性論』で、生得観念を批判したイギリスの哲学者は?

正解:ロック

経験によって知識が形成されることを重視しました。政治思想の著作でも知られます。

『エチカ』を著し、神と自然を一つの実体として考えた哲学者は?

正解:スピノザ

17世紀のオランダで活動しました。感情や自由を含め、世界を体系的に理解しようとしました。

モナドと呼ぶ単純な実体の考えを説き、微積分の研究でも知られる人物は?

正解:ライプニッツ

哲学・数学・論理などに取り組みました。微積分はニュートンも独立に発展させています。

因果関係の理解における習慣の役割などを論じた、スコットランドの哲学者は?

正解:ヒューム

経験論を推し進め、人間の認識の限界を考えました。歴史や道徳に関する著作も残しています。

『純粋理性批判』を著し、経験と認識の条件を問い直した哲学者は?

正解:カント

人間が何を知りうるかを検討しました。倫理学では、義務や普遍化できる行為の原理も重視しました。

『精神現象学』を著し、弁証法的な展開で知られる哲学者は?

正解:ヘーゲル

意識・社会・歴史の展開を体系的に考えました。後世の哲学や社会思想に大きな影響を与えました。

『資本論』を著し、資本主義の構造を分析した思想家は?

正解:マルクス

エンゲルスとともに『共産党宣言』も発表しました。思想と、その後の政治体制の歴史は区別して検討します。

『ツァラトゥストラはこう語った』を著し、既存の価値観を問い直した思想家は?

正解:ニーチェ

道徳や宗教、文化の価値の成立を批判的に考えました。断片的な言葉だけで思想を判断しないことが大切です。

世界文化史 · 科学革命と啓蒙

『天球の回転について』で地動説を体系的に示した人物は?

正解:コペルニクス

1543年に著作が刊行されました。地球を含む惑星の配置を考え直す重要な転換でした。

望遠鏡で木星の衛星などを観測し、『星界の報告』を発表した人物は?

正解:ガリレオ・ガリレイ

観測と数学を用いて自然を研究しました。地動説をめぐる教会との対立でも知られます。

惑星の軌道が楕円であることなど、惑星運動の法則を示した人物は?

正解:ケプラー

ティコ・ブラーエの観測資料などを利用しました。観測と理論の結び付きが科学革命を支えました。

『プリンキピア』で運動の法則や万有引力を体系化した人物は?

正解:ニュートン

1687年に刊行しました。地上と天体の運動を共通の法則で説明した点が重要です。

燃焼の説明で酸素の役割を重視し、近代化学の体系化を進めた人物は?

正解:ラヴォアジエ

精密な測定や化学の命名法の整備にも関わりました。化学の成立は多くの研究者の協働によるものです。

生物の二名法を整え、『自然の体系』を著した博物学者は?

正解:リンネ

属名と種小名を組み合わせる命名法を広めました。生物分類の歴史を考える上で重要です。

『法の精神』を著し、権力の分立を論じた思想家は?

正解:モンテスキュー

18世紀フランスの思想家です。異なる政治制度や社会の条件を比較しました。

『社会契約論』や教育論『エミール』を著した思想家は?

正解:ルソー

政治的自由や教育、人間と社会の関係を考えました。一般意志という概念でも知られます。

『カンディード』を著し、宗教的寛容を訴えた啓蒙思想家は?

正解:ヴォルテール

不寛容や権力の問題を批判しました。小説・歴史・論争など多様な形で活動しました。

ダランベールらと『百科全書』の編集を進めた思想家は?

正解:ディドロ

学問だけでなく技術や職人の知も集めました。知識を広く共有しようとする啓蒙の活動です。

世界文化史 · 19世紀を中心とする文学

『若きウェルテルの悩み』や『ファウスト』で知られるドイツの作家は?

正解:ゲーテ

詩・戯曲・小説など幅広く活動しました。自然科学への関心も持ち、長くヨーロッパ文化に影響しました。

『ロビンソン・クルーソー』を書いたイギリスの作家は?

正解:デフォー

18世紀の作家です。航海や植民地交易の時代背景と、物語の視点の両方を考えて読めます。

『ガリヴァー旅行記』を書いたアイルランド生まれの作家は?

正解:スウィフト

架空の国への旅を通じて政治や社会を風刺しました。単なる子ども向けの冒険物語にとどまりません。

『高慢と偏見』を書いたイギリスの作家は?

正解:ジェイン・オースティン

結婚、家族、財産、階級などを細やかに描きました。18世紀末から19世紀初めに活動しました。

『レ・ミゼラブル』を書いたフランスの作家は?

正解:ヴィクトル・ユゴー

ロマン主義を代表する作家です。貧困や法、救済などの問題をジャン・ヴァルジャンの物語に描きました。

『人間喜劇』という総題の小説群で知られるフランスの作家は?

正解:バルザック

近代社会の階級や金銭、人間関係を描きました。写実主義文学を代表します。

『ボヴァリー夫人』を書いたフランスの作家は?

正解:フローベール

地方の暮らしと理想への憧れなどを描きました。緻密な文体の追究でも知られます。

『オリヴァー・ツイスト』や『二都物語』を書いたイギリスの作家は?

正解:ディケンズ

産業化が進む社会の貧困や格差を描きました。新聞・雑誌の連載と読者の広がりにも関わります。

『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』を書いたロシアの作家は?

正解:トルストイ

社会や歴史を大きな規模で描く一方、個人の内面や倫理も探究しました。

『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』を書いたロシアの作家は?

正解:ドストエフスキー

罪、信仰、自由、責任などを登場人物の葛藤を通じて描きました。

世界文化史 · 世界に広がる近現代文学

『失われた時を求めて』を書き、記憶の働きを描いた作家は?

正解:プルースト

20世紀フランスの作家です。日常の感覚から過去がよみがえる体験などが描かれます。

『ユリシーズ』でダブリンの一日を描いたアイルランドの作家は?

正解:ジェイムズ・ジョイス

意識の流れや多様な文体を用いました。古典の『オデュッセイア』との対応も含みます。

『変身』や『審判』を書いた、プラハ生まれのドイツ語作家は?

正解:カフカ

日常と不条理が入り交じる物語を描きました。作品には未完のものや死後に刊行されたものもあります。

『ダロウェイ夫人』や『灯台へ』を書いたイギリスの作家は?

正解:ヴァージニア・ウルフ

登場人物の意識や時間の流れを描きました。女性と創作を論じた『自分ひとりの部屋』も知られます。

『老人と海』を書き、簡潔な文体で知られるアメリカの作家は?

正解:ヘミングウェイ

戦争や自然、人間の生き方などを描きました。1954年にノーベル文学賞を受賞しました。

『狂人日記』や『阿Q正伝』で中国社会を批判した作家は?

正解:魯迅

近代中国の文学を代表します。古典研究や翻訳などにも取り組みました。

詩集『ギーターンジャリ』で知られ、1913年にノーベル文学賞を受賞した詩人は?

正解:タゴール

ベンガル語の詩人・思想家です。教育や音楽などの活動も行い、アジア内外に影響しました。

『百年の孤独』を書いたコロンビアの作家は?

正解:ガブリエル・ガルシア=マルケス

家族の歴史と幻想的な出来事を描きました。ラテンアメリカ文学の国際的な広がりを代表します。

詩集『絶望』などで知られ、1945年にノーベル文学賞を受賞したチリの詩人は?

正解:ガブリエラ・ミストラル

教育者としても活動しました。愛や母性、悲しみなどを詩に表しました。

『崩れゆく絆』を書き、イボ社会と植民地化の関係を描いたナイジェリアの作家は?

正解:チヌア・アチェベ

英語で書かれたアフリカ文学を代表する作家です。社会内部の多様な視点から歴史を描きました。

世界文化史 · バロック・古典派の音楽

歌劇『オルフェオ』で知られ、初期オペラの展開に関わった作曲家は?

正解:モンテヴェルディ

ルネサンスからバロックへの転換期に活動しました。声楽と劇の表現を結び付けました。

協奏曲集『四季』を作曲したヴェネツィアの音楽家は?

正解:ヴィヴァルディ

ヴァイオリンの独奏と合奏の対比を生かしました。『四季』はより大きな協奏曲集に含まれます。

『マタイ受難曲』や『平均律クラヴィーア曲集』を作曲した人物は?

正解:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

バロック音楽を代表します。教会音楽から器楽曲まで多様な作品を残しました。

オラトリオ『メサイア』を作曲した音楽家は?

正解:ヘンデル

ドイツに生まれ、イギリスなどで活動しました。オペラやオラトリオで広く知られます。

『王宮のコンセール』を作曲し、クラヴサン曲でも知られるフランスの音楽家は?

正解:フランソワ・クープラン

バロック期のフランスで活動しました。宮廷の音楽文化と鍵盤楽器の作品の発展に関わりました。

歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』などでオペラ改革を進めた作曲家は?

正解:グルック

劇の筋や感情と音楽の結び付きを重視しました。古典派のオペラの展開にも影響しました。

交響曲や弦楽四重奏曲の形式の発展で知られ、オラトリオ『天地創造』も作曲した人物は?

正解:ハイドン

ウィーン古典派を代表します。多くの作品を通じて交響曲などの表現を発展させました。

歌劇『フィガロの結婚』や『魔笛』を作曲した人物は?

正解:モーツァルト

交響曲・協奏曲・室内楽などにも名曲を残しました。古典派の音楽を代表する作曲家です。

交響曲第9番に合唱を取り入れた作曲家は?

正解:ベートーヴェン

古典派の形式を発展させ、後のロマン派にも大きな影響を与えました。第9番の歌詞はシラーの詩に基づきます。

歌曲『魔王』や歌曲集『冬の旅』を作曲した人物は?

正解:シューベルト

19世紀初めにウィーンで活動しました。詩とピアノ、歌の結び付きを深めた歌曲で知られます。

世界文化史 · ロマン派と20世紀の音楽

『幻想交響曲』を作曲したフランスの音楽家は?

正解:ベルリオーズ

文学的な筋書きと結び付く標題音楽の重要な例です。大規模な管弦楽の表現も発展させました。

『ピアノ協奏曲第1番』や数多くのマズルカを作曲したポーランド出身の音楽家は?

正解:ショパン

主にピアノ作品を残しました。舞曲のリズムや旋律を取り入れ、独自の表現を築きました。

交響詩『前奏曲』や『ハンガリー狂詩曲』で知られる音楽家は?

正解:リスト

優れたピアニストでもあり、技巧と表現を追究しました。交響詩という形式の展開にも関わりました。

楽劇『ニーベルングの指環』を作曲した人物は?

正解:ワーグナー

音楽と劇を一体として構成することを目指しました。人物や主題に結び付いた動機の活用でも知られます。

歌劇『椿姫』や『アイーダ』を作曲したイタリアの音楽家は?

正解:ヴェルディ

19世紀イタリアのオペラを代表します。人物の感情と劇的な場面を歌や合唱で描きました。

バレエ音楽『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』を作曲した人物は?

正解:チャイコフスキー

ロシアの作曲家です。交響曲や協奏曲なども残し、豊かな旋律と管弦楽の表現で知られます。

連作交響詩『わが祖国』に『モルダウ』を含む作曲家は?

正解:スメタナ

現在のチェコにあたる地域の音楽家です。『モルダウ』はチェコ語では『ヴルタヴァ』と呼ばれます。

交響曲第9番『新世界より』を作曲した人物は?

正解:ドヴォルザーク

チェコの音楽家で、アメリカでも活動しました。複数の地域の音楽文化との出会いが作品に関わります。

『牧神の午後への前奏曲』や『海』を作曲したフランスの音楽家は?

正解:ドビュッシー

音色や響きの新しい表現で知られます。絵画の印象派と関連付けて語られますが、安易な同一視は避けましょう。

バレエ音楽『春の祭典』を作曲した人物は?

正解:ストラヴィンスキー

1913年の初演は強い反響を呼びました。複雑なリズムや新しい響きが20世紀音楽に影響しました。

世界文化史 · 19世紀を中心とする絵画

『ナポレオンの戴冠式』で知られる、新古典主義の画家は?

正解:ダヴィッド

古代の表現を学び、革命期やナポレオン期の政治とも深く関わりました。

『民衆を導く自由の女神』を描いたフランスの画家は?

正解:ドラクロワ

1830年の七月革命を題材にしました。ロマン主義の画家として、劇的な色彩と構成で知られます。

『石割人夫』や『画家のアトリエ』で知られる、写実主義の画家は?

正解:クールベ

理想化された題材だけでなく、同時代の現実を描くことを重視しました。

『落穂拾い』や『晩鐘』を描いたフランスの画家は?

正解:ミレー

農村で働く人々を描きました。バルビゾン派の画家の一人として知られます。

『草上の昼食』や『オランピア』を描いた画家は?

正解:マネ

従来の絵画の題材や描き方を問い直しました。印象派の画家たちに影響しましたが、その展覧会には出品していません。

『印象・日の出』や『睡蓮』の連作を描いた画家は?

正解:モネ

光や時間による見え方の変化を追究しました。『印象・日の出』は印象派の名称の由来と関わります。

『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』を描いた画家は?

正解:ルノワール

都市の余暇や人々の姿などを描きました。印象派として活動した後も作風を変化させました。

『グランド・ジャット島の日曜日の午後』で点描を用いた画家は?

正解:スーラ

色彩の理論を踏まえた描き方で、新印象主義を代表します。小さな色の点を画面に配しました。

『ひまわり』や『星月夜』を描いたオランダ出身の画家は?

正解:フィンセント・ファン・ゴッホ

フランスなどで活動し、色彩や筆触の強い表現を追究しました。後の表現主義などにも影響しました。

『サント・ヴィクトワール山』の連作で知られる画家は?

正解:セザンヌ

自然の形や絵画の構成を探究しました。20世紀のキュビスムの画家たちにも影響を与えました。

世界文化史 · 20世紀の美術

『アヴィニョンの娘たち』や『ゲルニカ』を描いた画家は?

正解:ピカソ

ブラックとともにキュビスムを展開しました。『ゲルニカ』はスペイン内戦下の爆撃を背景に描かれました。

ピカソとともにキュビスムを切り開き、楽器などの静物を多く描いた画家は?

正解:ジョルジュ・ブラック

対象を複数の角度から捉え直しました。貼り紙を使うパピエ・コレの展開でも知られます。

『ダンス』を描き、フォーヴィスムを代表する画家は?

正解:マティス

強い色彩や簡潔な形の表現で知られます。後年には切り紙を使った作品にも取り組みました。

『叫び』を制作したノルウェーの画家は?

正解:ムンク

不安や孤独などの感情を表しました。『叫び』には絵画や版画など複数の作品があります。

抽象絵画の先駆者の一人で、『芸術における精神的なもの』を著した画家は?

正解:カンディンスキー

色や形そのものの表現力を追究しました。具体的な対象を描かない絵画の展開に関わりました。

垂直・水平の黒い線と原色などを組み合わせる絵画で知られる画家は?

正解:モンドリアン

デ・ステイルの活動に関わりました。形や色を単純化し、秩序ある構成を探究しました。

『記憶の固執』で柔らかく曲がる時計を描いた画家は?

正解:サルバドール・ダリ

シュルレアリスムを代表する画家です。現実にはない組み合わせを精密な描写で表しました。

便器を用いた『泉』を、レディメイドの作品として提示した美術家は?

正解:マルセル・デュシャン

1917年の作品です。既製品を美術として提示し、作品や作者の意味を問い直しました。

『キャンベル・スープ缶』や著名人の反復する図像で知られる美術家は?

正解:アンディ・ウォーホル

ポップ・アートを代表します。大量生産や大衆メディアのイメージを美術に取り入れました。

自画像を多く描き、『二人のフリーダ』で知られるメキシコの画家は?

正解:フリーダ・カーロ

自身の経験や身体、メキシコの文化などを作品に表しました。単一の様式だけでは捉えにくい画家です。

世界文化史 · 近現代の学問と世界観

『種の起源』を著し、自然選択による進化を論じた人物は?

正解:チャールズ・ダーウィン

1859年に刊行しました。進化の研究はウォレスら他の研究者も進めました。

エンドウの交配実験から遺伝の法則を示した人物は?

正解:グレゴール・メンデル

19世紀に研究を発表しました。成果は後に広く評価され、遺伝学の展開につながりました。

微生物の研究や生物の自然発生説への反証実験で知られるフランスの科学者は?

正解:ルイ・パスツール

発酵と微生物の関係などを研究しました。実験によって従来の説明を問い直した例です。

ポロニウムやラジウムの発見に関わり、二つの分野でノーベル賞を受賞した人物は?

正解:マリー・キュリー

ピエール・キュリーらと放射能を研究しました。物理学賞と化学賞を受賞しています。

特殊相対性理論や一般相対性理論を発表した物理学者は?

正解:アルベルト・アインシュタイン

時間・空間・重力の理解に変化をもたらしました。ノーベル物理学賞の授賞理由は光電効果の法則などです。

量子仮説を1900年に示したドイツの物理学者は?

正解:マックス・プランク

黒体放射を説明する研究から、新しい量子の考えにつながりました。後の量子論の出発点の一つです。

金箔を用いた散乱実験の結果を踏まえ、原子核のモデルを示した人物は?

正解:アーネスト・ラザフォード

実験にはガイガーとマースデンも関わりました。少数の粒子が大きく曲がることから原子内部を考え直しました。

『夢判断』を著し、精神分析を創始した人物は?

正解:ジークムント・フロイト

無意識の考えを重視しました。理論の多くには議論があり、後代の科学での評価と思想史上の影響を分けて考えます。

犬の実験で知られ、条件反射を研究した生理学者は?

正解:イワン・パブロフ

消化の研究でも知られます。ノーベル賞の授賞理由は、消化の生理に関する研究です。

1928年に青カビからペニシリンの抗菌作用を発見した人物は?

正解:アレクサンダー・フレミング

薬としての実用化にはフローリーやチェーンらも貢献しました。発見と実用化を区別することが大切です。

世界文化史 · 世界各地の文化遺産

クメール王朝が築き、当初はヒンドゥー教寺院として建設されたカンボジアの遺跡は?

正解:アンコール・ワット

12世紀にスーリヤヴァルマン2世のもとで造営されました。後に仏教の信仰の場ともなりました。

ジャワ島にあり、仏教の宇宙観を立体的に示す巨大な遺跡は?

正解:ボロブドゥール

8〜9世紀ごろに造られました。回廊の浮彫やストゥーパが仏教の教えと結び付きます。

ムガル帝国のシャー・ジャハーンが妃をしのんで造った霊廟は?

正解:タージ・マハル

17世紀インドの建築です。白大理石の建物と庭園が一体となった構成を持ちます。

ナスル朝がグラナダに築いた、精緻な装飾で知られる宮殿群は?

正解:アルハンブラ宮殿

イベリア半島のイスラム文化を伝えます。庭園や水を生かした空間構成も特徴です。

アテネのアクロポリスにあり、女神アテナに捧げられた神殿は?

正解:パルテノン神殿

紀元前5世紀の建築です。ドーリア式を基本としながら、イオニア式の要素も取り入れています。

ビザンツ皇帝ユスティニアヌス1世の時代に再建された、イスタンブールの大建築は?

正解:ハギア・ソフィア

6世紀の大聖堂として建設されました。後世には用途を変えながら、異なる時代の文化を伝えています。

エチオピアにあり、岩盤を掘って造られた中世の教会群で知られる町は?

正解:ラリベラ

エチオピアのキリスト教文化を伝えます。地形と一体になった宗教建築が特徴です。

アフリカ南部にあり、巨大な石積みの建造物で知られる中世の都市遺跡は?

正解:グレート・ジンバブエ

交易や王権の歴史を伝えます。現地の人々が築いた都市で、アフリカの豊かな歴史を示します。

メキシコのユカタン半島にあり、マヤ文明の階段ピラミッドで知られる遺跡は?

正解:チチェン・イツァ

異なる時期の建築や文化の重なりが見られます。天文知識や儀礼、都市生活の研究にも重要です。

アンデス山中にある、インカ時代の石造都市遺跡は?

正解:マチュ・ピチュ

15世紀ごろの遺跡です。山地の地形と石組みの技術を生かし、建物や段々畑が造られました。